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リーダーの大局観の必要性について

今回の震災を通じて感じたことは、企業であれ、行政機関であれ、それぞれのリーダーに、リーダーとして十分な資質が備わっていたか否かが問われる一面があったのではないかと思いました。

優れたリーダー(知事や町長等)を有した地域と、そうでない地域とでは。この未曽有の事態の中でも結果が大きく違ってきていると言われています。予測不可能な天災に対して、事前に対策を立てることは、いかに優れたリーダーであっても難しい事ですが、一端起きてしまった事態に対し、いかに事態の推移の情報を分析し、決断し、実行するかをリーダーは問われると思います。

すなわち、優柔不断ではなく、即断即決で、いかなる方針を取るかを決めることが大切かと思います。混乱した中で、様々な情報が錯綜する現場で、正しい情報を集約化し、冷静に事態の推移を見抜く力と胆力が大切だと思います。やたらと色々な分野の専門家を招集して、会議を多数立ち上げる事で、自分の判断リスクを薄くするか、他人に判断を委ねるが如きは、かつて何も決められなかったことで西洋史に記述されている「ウイーン会議」ではありませんが、招集した会議も踊ってしまいます。

金融機関に勤めていた友人が、かつて、うちの頭取は大きく分けて「同業他社はどうしている?」「君達はどう思う?」の2つの判断しかしていない、と語っていましたが、国内経済が拡大成長している太平の世の中で、旧大蔵省の護送船団方式がまかり通っていた時代とは全く異なる、厳しいグローバル競争の現代で、民間企業のリーダーでは、さすがに前述の頭取的なタイプは少ないと思います。しかし、倒産や不況のない官公庁や、落選こそは有るものの一部の政治家には、いかにも事態の収束に取り組んでいるという形のパフォーマンスを巧みに取って、己のリーダーシップの不在をカバーしている様な方々が居られるように思います。

ところで産業活動も個々の生活でもオール電化といった具合に、全て電力を基盤としている我国で、即時に対処する必要のある課題が原発と節電の対策です。原発については、事故処理や復興の長期化などが予想され、電力需要がピークを迎える夏場での電力不足が話題となり、各種のエコ家電製品や省エネ製品が売れているそうです。

しかし、リーダーたる者、今年は国民の創意工夫や我慢で乗り切ったとしても、司法・立法・行政等の我国の中枢機能や本店・本社機能を有する多数の企業、そして広域にまたがって居住する都民と周辺県民へ電力を供給する責任のある東京電力の現状を考える時、今後の安定的なエネルギー政策をリーダーは考える必要があり、全てのリーダーの大局観が試されると思います。

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