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世界最大の債権国・日本が、チリと同列の格付とは?

5月22日(火)に、我国の財務省が発表した、2011年度末の「対外資産負債残高」によると、

我国の企業・政府そして個人が海外に保有する資産から負債を差し引いた、「対外純資産残高」は、253兆円になったとのこと。これで、我国は21年間連続で世界最大の債権国となり、しかもGDP比では54%とのこと。ところで、近年急速に対外的な債権を拡大している中国は138兆円で2位、そして、ユーロ安を武器に著しく輸出が好調なドイツは94兆円で、3位の対外純資産国となったとのこと。

しかし、5月22日の同日、大手の格付会社のフィッチ・レーテイングは、日本国債の格付を「ダブルA マイナス」から一段ランクを引き下げて「シングルA プラス」にしたと発表しました。この水準は国際金融業界での格付では、いわゆる「ネガティブ」と言われる水準です。しかし、世界で最も多くの対外債権を保有している日本の債務を返済する能力が低下しているという、この判断には、多くの日本国民が首をかしげると思います。

この判断を感情論ではなく、冷静に考えてみますと、最近の我国は、長引く不況で、税収不足に陥り、財政の健全化に取り組めず、国債発行に依存する中で「先送り」や「決めることが出来ない」「実行力に乏しい」等と見られ、いざとなったら対外資産を売却し、債務の返済にあてることが困難な国と考えられているのではないかと思いました。外国人投資家に依存することが、極端に少なく、ほとんどを国内消化が出来るとは言え、国債発行額が異常に多い点は困ったものです。

ちなみに、債務の多い国の格付は、さぞかし低いのではと思われるでしょうが、現実は違うのです。2010年末で201兆円の対外債務のアメリカは「ダブルプラスA」そして3位のイギリスは「トリプルA」と言った具合です。もっとも2位のイタリアは、34兆円の対外債務を保有し、かつギリシャ、スペイン、ポルトガルといったユーロ危機国の中にあるだけに、米、英両国に比べて格付けは低い「Aプラス」で、さらなる格下げの可能性を示唆する内容でした。

ところで筆者は、以前のブログでも記述しましたが「欧米の格付け会社」なる存在について、明確な説明が無い格付の発表だけに不信感を持っていました。しかしこの不信感は、筆者だけでなくマーケットにも存在する様で、格付発表後のマーケットの反応は、以前程ではなかったのではと思います。

しかし、何かにつけランク付けを洋の東西を問わずしたがる、人間心理を理解しないでもありませんが、国のランク付けが極端に下がった結果、国の資金繰りが狂い、国民の年金カットや社会保障の打ち切り等々で、「ゴミ箱を漁って食料を探すなら、死んだ方がいい」とか、「70歳近くまでまじめに働き、生きてきたが、孫達はギリシャに生まれない方がいい」などと書き残す、自殺者が相次ぐギリシャの現状を考えます時、複雑な気持ちになります。

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