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深刻極まりないデフレ経済

当社の所在地、東京都中野区で最近気になる現象があります。それは中国、韓国、インドの人達を多く目にすることで、新宿区の大久保周辺の通称「コリアンタウン」はかなり前から有名でしたが、

いよいよ中野も空き店舗は前記の人達の店となり始めました。近所の事情通の説明によると、長引く不況(特に最近の急激なデフレ)で、店やビルを手放す人が多くなり、この安値の不動産を前述の国籍の人達が購入しているとのことでした。この現象は日本の各地で見かけるようになったそうで、企業買収は以前から聞いていましたが、いよいよ小売・不動産にまで広がったか、と思いました。

一昔前は、インフレで株や土地等の資産価値が大幅にアップし、いわゆるバブル景気を享受していたかと思うと、急降下するジェットコースターに乗っているかの如く、今度は深刻極まりないデフレ経済のまっただ中にあって、出口が見えないという状態が続いています。ひょっとすると「1929年10月に突入した米国発の「暗黒の木曜日」の大恐慌よりも、今の日本は深刻なのではないか?」と経済通の友人が言っていました。彼によると、米国は大恐慌前の水準に戻るのに12年近くかかったそうです。しかし、12年かかっても日本はピーク時の経済規模に達していないのが現状で、また「もし、日本が現在のデフレ不況の克服にモタモタしていると、資本主義史上に悪しき前例を作るのでは?」とも話していました。

新聞やネットからの情報によれば、間もなくGDP規模で中国に抜かれるとのことですが、中国のGDPの中には中国に進出している日本を含む外国企業分も入っている為、全てが純粋な中国プロパーのものではないにしても、日本は国が国民から借金をしている巨額の国債発行残高等や経済成長率から察するに、日本の国際的な(例 OECD等の統計) 経済規模のランキングの落下に歯止めがかかっていないのはもとより、先進国の中で、この様に国富の棄損を放置している国はこれまでにないのでは、と思います。

どこかで歯車が狂ってしまったとしか言いようがないのですが、デフレ下では、いわゆる勝ち組は全く存在しなくなり、国民全員が負け組みとなります。このデフレ脱却こそ急務で、しっかりした処方箋がない中で、すぐ出来ることから対処していくしかないのではと思います。弊社でも社員が自発的に、現在お取引頂いている顧客先各位に対してメールによるアンケート調査を実施し、品質やメール・電話等での接客対応を含めて様々な点での是非を伺っています。そして、改善すべき事項があればすぐに対処し、一層の信頼感の醸成に努めています。

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