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挙国一致

3月11日に発生した東日本大地震から、一ヶ月が経過し、やっと物流や交通網が少しづつ、復旧し始めた様に思います。

前回のブログでも記述致しました様に、震災に遭遇された東北地方の人達の我慢強さや人への思いやりをTVで見るにつけ、本当に感心致しますし、胸に温かいものを感じます。体力的にも精神的にもそろそろ限界に近いのではと心配しています。また「一日も早い復興を願うばかり」と、黙々と作業に取り組む自衛隊員や各地の消防団、そしてボランティアの人達等の献身的な姿を、やはりTVで見ては、敬意の気持ちが自然と湧いてきます。

ところで、我が国の戦後史の中でも、最大の国難と思われるこの大震災に対して、我が国は国家機能を最大限に発揮活用しているのだろうか、と考えてしまいます。16年前に神戸・淡路大震災を体験し、今後への教訓として何を学んだのか? そして、その教訓は、今生かされているのか?などを考えた時に、民間のボランティアの人々の行動には、その教訓が生かされていて、適格な判断と行動されていると思いましたが、政治と行政サイドの対応を見ると、個々の政治家のパフォーマンスばかりが目立ち、国全体の安全や保証の観点からの迅速な対策・対応が後手に回っている様に思います。

また、世界の災害時に例のない世界133各国からの人的・物的な救援の申し入れに対しても行政(外務省・厚生省等)の対応には、未承認の医薬品や、日本の医師免許がないなどを一例として、前例主義的な対応が多くあり、申し入れ国々のせっかくの厚意を損なうこともあったと聞いています。戦後60年近く続いた自民党中心の政治から、今後は2大政党政治に移行し、我が国の政治も、かつての「経済一流、政治は三流」から脱皮し、成熟した先進国型の政治が行われるであろうことを期待し、政権交代を選択した国民にとって、政治も行政も旧態依然としている様に思いました。

政権が時々変わり、急を要する時には、素早く前例主義を破棄しても対応する様な政治に変化することが望ましいと思う一人ですが、それには日本国としての座標軸や日本人としてのアイデンティティが、共通であることが必要だと思います。アメリカは民主党と共和党と分かれ、選挙戦では激しいデットヒートを繰り広げますが、一たび国難に遭遇すると、一致団結して行動することで、建国以来国益を守ってきたと思いますが、我が国に、果たして「挙国一致」の時はあるか?と思います。

原発を含め、大震災の傷は深く、前例主義を破棄し、国難を救うことには何でも実行をすると言う、国難に立ち向かう気概こそが、政治も行政もそして多くのジャーナリズムも必要だと思います。最後に今回の不幸な経験をベースに、揺れない日本国としての座標軸や、大切にしなくてはならない、国民としてアンデンティティの議論も必要ではないでしょうか?

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